第参拾話【夕凪】   


七月八日、時刻は深夜に差しかかっていた

七夕の翌日―

織姫と彦星がお別れする日…


「…雨だから天の川が見えないや」モミジが窓の外を見ながら文句を言っていた、七夕でなくても夏の間は天の川が見える、彼女は布団部屋の小窓の外を眺めている
あれから八時間くらい経つが一向に雨が止む様子が見られない、寧ろ先程よりも激しさを増していた

「しょうがないであろう?今は梅雨なのだから、もうじきすれば雨も止むさ」
「なぁ…今何気に思ったんだけど、どうして昔の人はこんな梅雨で星なんてロクに見えないのに天の川があるって分かったんだろうね?不思議だと思わない?」

藪から棒に質問をされた、まんまるい目をしてモミジが儂を覗き込んでいる
と、言うか儂もそんな事なんて考えた事が無いから正直分からない

「平安時代から日本には望遠鏡が有るみたいだけど、今みたいにハッキリなんて見えて無い筈だよねー?このご時世だって天体望遠鏡を使わないと見えないのに…」
「確かに不思議だな…あぁもしかしたら昔は今みたいに明かりが少なかったから良く見えていたんじゃないのか?」
「なるほどね〜♪…所で妖界ではいつから文明が栄えたの?て言うかどんな所なの?」

「いきなり何だ、脈絡ないぞ?…妖界の文明か…?栄えたと言うのは言語を話し出した時代か?それなら御主等人間と同じだぞ?」
「そーなの??でも次元とか違うんだよねー?」
「いや、一緒だ…と言うかそもそも妖界と人間界は元々一緒だったんだ」

「一緒?!どゆ事さ?」目が点と言った様な顔で思いっ切り睨まれた

「…あーいや、儂も学校で習った程度で良くは知らんが、今から千年前位までは妖達は人間と共に暮らしておったらしい…ホレ見ての通り儂や熊田は人間と何ら
変わらぬ姿をしているであろう?変化を解かぬ限り妖とは分からんから人間に紛れて生活をしていたそうだ」
「じゃ、じゃぁ如何して今は違うんだ?何かが分裂したとか?」
「分裂…いやそうではない、これは儂も信じて無いがある日突然
が裂けてそこから大きな黒い手が現れて次々と妖達を掴んではその亀裂の中に投げ込んだらしい」
「空に亀裂って…某死神漫画じゃあるまいし…でも人間界にはそんな話は無かった筈だけど?」(※BLEACHの事です。)
「あぁ、それがその黒い手は人間達には見えておらんかったらしい…しかし世界中、妖界中の何処にでもそれと似た様な話が語られているからあながち嘘ではない
んだろうが…」

「不思議な話だね〜ん??じゃぁ人間と結婚した妖達は子供とかは連れて行かれちゃったの?」
「…考えた事も無いなーどうなんだろうな?いや、子供は残っていただろうな、でなければショウや瑪瑙みたいな妖力のある人間が生まれる筈が無い」
「それってショウ達の先祖に妖が居るって事だよな?って事は俺の先祖にも居るんだな妖怪が…」
「ショウ達のはそうであろうが御主のは…取り憑かれているから違うだろうな」
「まっすます分かんない」
「すまんな儂もよく分からんのだ、しかしいきなり何だ?」
「今日なら聞けるかなって…なっかなかこう言う事聞くチャンスって無いんだよねー♪」

「そうか…」

「そろそろ寝るかモミジ、もう遅いし」
「そだな♪……普通に寝るの?」
「どーいう意味だ///阿呆…したいのか?」

儂は構わんぞ?と言いたげな顔で俺を覗き込んできた

いつも見慣れている彼の顔だが、何だか今日はいつもより大人びて見えた、よく隣に並ぶ事はあるけれど顔をまじまじと見た事はあまり無い
半袖から伸びる腕も意外と筋肉が付いていていつの間に大人になったんだろうと思った
まぁ、ミツと出会ったのは長袖の時期だったから生腕を見る事なんてあまり無かったんだけど…

「もう中2だもんなー俺等…変化あって当たり前か」
「どうした急に?」
「あ…何でもねぇ〜よwなぁなぁ…ミツは何で俺が好きなんだ?何処が好きなの…?」

俺とミツは同じ布団で寝ている、急遽だったので部屋は布団部屋だ、今この部屋には二人っきり…
狭い部屋だが布団はもう一つ位余裕で敷ける広さはあった

「とー…唐突だな///全部好きだぞ?」
「うそー??でも嫌いなトコくらいあるでしょ〜?」
「無いぞ、多分…御主は有るのか?儂の嫌いな所」
「あるよー、すぐにムスッって拗ねるトコとかー可愛い子見たら鼻の下伸ばすトコとかー」
「う”っ…こ、後者は男の性だ仕方ないわい///…モミジ見たって伸びるぞ、色々…」
「最後の下ネタかよっ///…じゃ、じゃぁ今は伸びてんの?その、二人っきりだし…///」

「…一々聞くでないぞ///…まぁー伸びてるかもなぁ(笑)ホレ手を貸してみろ」そう言ってミツが隣で寝ている俺の左手をグッと自身の方に引き寄せる…
俺は慌てて「バカっ!」と言いながら必死に抵抗した、卑猥な事はやめろ!///

「っ//////やっ!///って変態かっ!!に”ゃっ」
「ん〜?何だその声〜(笑)ほれほれもっと握れよー♪」
「た、楽しむなぁ〜〜///やっ!!」

ガグンッ☆がばりと肩を押さえ付けられたかと思うとミツが俺の上に乗って来た
彼は俺の肩を押さえたまま暫くジッとしていて動かなかった、対峙…?

「な…ナンデスカーっ///?わっ!!!!」
「そう大声を出す出ないぞ…折角の二人きりなのだ楽しもうではないか」
「へ?…ちょっ脱がすなよ…///って何俺の服脱がしてんだよ!」
「良いではないか良いではないか♪ん?何か紐みたいなのが横に付いておるぞ?あんだコリャ?」

彼が俺のパンツに手を掛けた、ってその紐はヒモパンのですよっ!
ミツは不器用な手付きでその紐を外しだした

「…あの〜ミツキく〜ん///パンツなんか脱がして何する気…?」
「決まっておろう?セック…あべしっ!!」

思わず右膝でミツの顔を殴った

「中学生がそんな事しません!現実そんなに甘くなーい!」
「ぬっ?!…ショウも白河も普通にしておるぞー?」
「だからってあのなぁ〜///ってやぁっ///舐めんな〜〜///舌入れんなってバカぁっ…///」




結局寝たのは二時過ぎだった…「あほミツ覚えてろよ〜!」


+++

翌日―七月八日 日曜日
本日は快晴なり!

「いや〜昨日の大雨が嘘みたいだねミカコ」ニコニコ笑顔のショウが私に話しかけてきた
まだ地面が若干濡れている事から雨が上がったのは恐らく明け方だろう

「そうねショウ、それにしても…あの二人を同室にして良かったのかしら?何だかクマが凄いんだけど?」

同時に大欠伸をしているモミジと火群君の目の下にはクマがあった
まぁ、好き合って居る二人を狭い場所に閉じ込めるとどうなるかは簡単に想像が出来るけれど…

「全くアンタ達は〜人の予想を裏切らないわねwで、ヤッたんでしょ?」
「聞くな変態…ふぁ〜」

「ひどっ!明け方までギッコンバッタンやってるから眠いのよ?もしかして遅漏れ?」
「そんなに遅くないよミカちん…あ、両方の意味でね(笑)つーか腰痛い…湿布持ってない?出来れば暖かい方」
「無いわよ、仲居さんに頼んで持って来て貰おうか?」
「頼む〜…」

「如何したのモミジ?」メノウ姉ちゃんだ、俺はお茶を濁す様に誤魔化した
流石にメノウ姉ちゃんにこの事がバレたらタダでは済まない…

「昨日ははしゃいで眠れなかったんでしょう?子供ね〜」
「うっ煩いな〜…そう言えば町田さんはもう大丈夫なのかな?」
「えぇ、さっき元気に庭で体操してたわ」

その日は旅館で朝食を摂って昨日の海の家「さざなみ」に向かった


+*+

「いや〜まだ来てないよ」さざなみのオバちゃんにハーちゃん(早瀬凪)が来たかを訊ねた

「まったくぅ!!あの子は何処にいるのよ?!」
「まぁま、もうすぐ来るさーホラ♪」

海の家で待っていると海岸を颯爽と突っ走って来る小柄な少女の姿が見えた、ハーちゃんだ

「バカナギっ!アンタ何処にいたのよ?皆心配してたのよ…うわぁぁぁん!!」アリサはハーちゃんが来るや否や泣きだしてしまった

「しゅんましぇん…m(_ _;)m昨日は彼氏と一晩過ごしてました↓↓ゴメぴょろりん☆★☆」
「ガーン!!マジで彼氏出来てたんっ?!えっ男の子?」
「そ、そーだよ♪ナギサくんって言うんだ☆」
「…まさかあんなコトやこんな事なんてやって無いでしょうね…?」
「っ///聞くとかマジありえな〜いマジキチー↓↓」

アリサの頭の上に石の「ガーン」と言う石の文字が見えた気がした…
どんまいっアリサ!俺は彼女の肩を軽くポンと叩いて慰めてあげた

「さーてお騒がせ家出少女凪ちゃんも帰って来た事だしw帰りましょー♪」
「キターク(帰宅)」




***

帰りは元気になった町田さんが何故かアロハシャツに短パンという何処ぞの現地人みたいな格好でおまけにサングラスを頭に載せていた
しかも、掛けている曲が行きはジャズだったのに帰りはレゲエになってるし…

何があったんだよ町田さん?

「しかし…昨日は大変ご迷惑をお掛けしましたお嬢様」町田さんが申し訳なさそうな表情で謝ってきた

「良いのよ、誰だって熱中症に罹るわ…気にしないで町田さん、それよりも貴方が元気になってくれて本当に良かったわ」
「何と…勿体なきお言葉、有難う御座います実果子お嬢様」

帰りの車内は皆朝なのにも拘わらず私と町田さん以外皆寝ていた
静かな寝息が車内に響く、朝日がとっても眩しかった


+++

帰宅はお昼過ぎの一時くらいだった

俺もミツもバスの中で眠っていたので家に帰ってからはとても頭がスッキリしていた
家に帰り着くと玄関先でじいちゃんが出迎えてくれた、俺はじいちゃんに「ごめんね」と苦笑いしながら謝った

その日のお昼ご飯は冷やし中華だった、多分人生の今まで食べた冷やし中華の中で一番美味しかったと思う
俺は改めて家族の有難さを知った

「(時々は孝行しないといけないなぁ〜)」


+++

あの日から五日後―七月十三日(金曜日)

今日の天気はどんより分厚い雲が空を覆っていた
気温はかなり高めだったが何故だか蝉の声が聞こえなかった、何だか不気味な日だな…

「はう〜…↓モミた〜〜〜ん(T_T)」アリサが珍しく俺に泣きついてきた
自慢の大きな目には今にも溢れそうな涙がたぷたぷと溜まっていた

「ねぇ〜聞いてよぉ〜〜〜!!今日ね…凪が来てないの↓」
「そうなんだ、風邪?」
「知らないの!だってあの子の家電話無いし…だからお願い!!凪ん家行くの付いて来てくれない?」
「良いけど…(一人で行きたくないんだな)」
「じゃぁ放課後ね☆昇降口で待ってるから〜〜♪♪」

調子良いな…と思いつつ彼女はハーちゃんの事になると誰よりも一生懸命になる
本人達は「親友」と言っているが俺にはまるでとても仲の良い「姉妹」に見えるんだよね〜

我儘で元気一杯の妹と何かがあると真っ先に妹の心配をする優しい姉、そんな感じだ



***

放課後…四時二十分
帰りのホームルームが終わって俺は急いで約束をしているアリサの待っている昇降口にダッシュで向かった

「いや〜♪メンゴね★↓↓しかもミカりんまで付いて来てくれて…(;一_一)」
「気にしないでアリサちゃん、それに私もナギちゃんの事が心配だもの、あの子って良く休むの?」
「ううん、凪は学校を休んだ事なんて一度もないわ…だから余計に心配で心配で…(:_;)」
「大丈夫よきっと、ホラ今丁度真夏に向けて気温が上昇してきているからその所為で体調を壊したのよ、私も毎年この時期はそんな調子だもの」
「だと、良いんだけど…↓」

「(〜…)」

俺達は正門を出てアリサの案内でハーちゃんの家に向かった、彼女の家は俺の家のその先にある様で学校からは少し遠い場所にあった
それは俺の住んでいる北川区の少し小高い丘の上にあった

「随分と簡素なお屋敷ね…まるで馬小屋みたいだわ」その家は以前話に聞いていた通りのプレハブ小屋だった
お世辞にも居家とは言い難い、ミカはその家を軽くコンコンと叩いた、すると…

「玄関はそこじゃないよカコちゃん…」背後からハーちゃんの声がした
彼女はオレンジ色のワンピースを着ていて髪をボサボサとさせながらのっそりこちらに向かって歩いてきた、その様はまるで妖怪の様だった

「あ…ナギ、ちゃんこんにちは」
「なっ凪!!もぉっ如何したのよ!!!!!!学校休んで心配したじゃないのー!」
「…アリー………」

その目には力が無くとても虚ろに見えた、俺は恐る恐るハーちゃんに歩み寄った

「なぁ、ハーちゃん具合でも悪いのか?アリサが言ってたぞ、ハーちゃんめったに休まないのにって」
「……僕にだって事情があるんだよ、良いだろ」
「う〜ん…良いけど、ちゃんと連絡しなよ?固定の電話は無いの?」
「ないよ」

「凪は電話をする時はいつもご近所のおばさんに電話を借りてるのよ、ホラさっき坂の途中にあった小さな家よ」その坂を登る途中にトタンの屋根の
小さな古い家がポツンと建っていた、家の周りにはそれ程大きくはなかったが畑があった、恐らく家庭菜園でもしているのだろう

「じゃぁ、学校の方には連絡入れたのね?」と、ミカが問うた

「ゴメン余裕なかった」
「そ、そう…」
「なぁその事情って何なんだ?学校にも来れない程のモノなのか?」

俺が彼女にそう質問をすると彼女はガクリと膝からくず折れた
そして突然泣き出してしまった

「っ?!…たくっ何があったんだよ?俺達に教えてくれよ、友達だろ?」

***

俺達は彼女に家の中に案内された、ハーちゃんの家は外見もだったが中身もとてもボロボロで今にも壊れそうであった
ハーちゃんは「適当に座ってて」と言って台所らしき小さそうな部屋に入って行った

「テキトーっつってもこの床スノコだよな?マジ簡素…」
「凪は本当に貧乏なのよ、だからアタシが時々自分の要らなくなった服とかをあげてるの」
「そっか、アリサは偉いな」
「でもそんな事したらお母さんから怒られない?」
「まぁ…その辺はリサイクルショップに売りに行くって言って誤魔化す、かな…ハハ」

「お茶入ったよ皆」ハーちゃんがお盆を手にやってきた

「わざわざ来てくれてありがとう…明日には学校に行くから」
「あつっ…このお茶何のお茶?」
「どくだみだよ、自分で作った」
「凄っハーちゃんお茶とか作れんのー?」
「別に、凄くないよ…水洗いして干すだけだもん簡単だよ」

「所で何があったんだ?顔も凄いぞ?隈とか寝てないの?」

「寝てない、お腹も空いた…」
「それほどの事情なんだな、聞かせてよ」

ハーちゃんは一つ小さく溜息を吐き淡々とした口調で話しだした
その話は彼女にとってとても衝撃的な話だったのだろう、口を開くと途端に泣きだしてしまった

だけど俺もアリサもミカも彼女の話を黙って聞いていた
でも、アリサだけは話の途中で自分も泣きだしてしまった、彼女は感受性が強い

それでも俺達は最後まで話を聞き続けた





+++

ハーちゃんの話が終わると俺以外のメンバーは皆ポロポロと涙を流していた

「…っもう彼に会えないんだ…さよならも言えなかったんだ!!」ハーちゃんはグチャグチャになりながらそれでも力強く叫んだ
彼女はとても強い女だ

「…そんなっ」
「ナギちゃん…」

「ど、っ同情するなよ!!」
「でもっ…そんな別れなんて私だったら絶対堪えられないわよっ!!」
「ボクだって堪えらんないよ……でも事実だから…事実なんだよ自分………ナギサくんは
んだんだ」

そう言ってまた泣き出してしまった

「ハーちゃん、何か自分を責めてるみたい…自分の所為じゃないだろ?」
「分かってるよ!!分かってるけど…そうでもしてなきゃ苦しいんだよ!」





ひとしきり泣いた





気が付くと夕陽が夜空に変わっていた

帰りはハーちゃんが途中まで送ってくれた
彼女は少しだが笑顔を取り戻していた、俺達に全てを話したお陰なのか元気な顔をしていた
でも、心の奥ではきっとまだ泣いているんだろうな…

「スッキリしたみたいだねハーちゃん」
「…はぅぅぅ〜〜〜アタシナギの力になれるかな…」
「大丈夫よ、見てアリサちゃん」



夜空をバックにハーちゃんが空に向かって手を振っていた
緩やかな風がワンピースの裾を揺らしている









「ナギサくーん!!アリガトーーーーー♪」

















こうして早瀬凪の初恋は終わった




それはまるで夕凪のように








そして、また静かに波が動きだす―





+あとがき+

エロからのしんみり…(ヲイ)
人の死を率直に書くのではなく、雰囲気で伝えるのって非常に難しい…OTL
特に想像力も文章力もろくに無い自分には(泣)

これが漫画ならそういう雰囲気(トーンとかベタとか)で描き表わせるんだろうけれども…こう言う時ってプロの片が凄いなぁと感心しますねー。いやホント。
でも、そのプロ先生の書き方を真似したのではパクリになってしますので、あまりしたくはないんですけれどねw(と言いつつ書き初めの頃は参考にしまくってましたが…)

実は、この最後に「。」を書かない書き方ですが…
ナレーション部分はナレーターが言う様な書き方にしようと思ってたのですが、「それじゃ他人様の真似になる」と自分なりに考えてこの形になった訳なのですが…。

ぶっちゃけ読みずらいし、書き難い…。
とは言え、今更書き方を変える訳にもいかない。今更変えてもパクリと思われる(炎上イヤァ)

なので、改善策は台詞、ナレーション部分を書く時になるべく誰が話しているのかを書こうと思います(まぁ、書くと伝わり易くなるのですが、表現が狭くなるので本当はめちゃ嫌なんですがねー)

あと、これは余談なのですがこの間、久し振りのコミケに直参してきたのですが…その際に書いた進撃の小説を自宅のプリンターで印刷したら60枚近くの紙が…!!
しかも、分厚い(そりゃそうだ)ので折れない…。仕方が無いのでそのまま穴を開けてバインダーにに閉じて販売(勿論売れず…)

そんなに書いた覚えはないのに意外とページ数が多くて「死にかけました」…OTL
物書きさんってどうやってうっすい小説本作ってるのかしら…。